話題のアートメイクが気になりつつも、デメリットや失敗が心配で一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
確かにアートメイクにはデメリットや注意点がありますが、それらを理解して正しくクリニックを選べば後悔することなくアートメイクができます。
今回はアートメイクのデメリットや失敗例を紹介します。
部位別デメリットや失敗しないためのクリニックの選び方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
目次
アートメイクとは皮膚に色素を入れる施術

近年、SNSでも「垢抜ける」「すっぴんが理想に近づける」と話題のアートメイク。
眉やアイライン、唇など様々な部位に施術が可能です。
皮膚の浅い部分(表皮)に特殊な機器で染料を入れ込む施術。
医療行為にあたるため、認可を受けた医療機関のみで行うことができ、資格・経験のある看護師でもエステサロンなどで施術を行うことはできない。
タトゥーと似ているように感じますが、タトゥーはアートメイクより深い部分(真皮層)に色素を入れるため半永久的に残ります。
一方、アートメイクはタトゥーよりも浅い部分に色を入れるので、肌の新陳代謝によって1〜3年程度で徐々に退色していくという違いがあります。

眉やアイラインはトレンドがあるため、1〜3年で形を変えられるのは嬉しいですね。
まずは、アートメイクの詳しい施術方法や費用相場などの基本情報をチェックしましょう!
アートメイクの施術方法は?2D・3D・4Dの違い
アートメイクには「2D」「3D」「4D」という技法があり、施術方法や仕上がり、料金などが異なります。
それぞれの特徴をまとめました。
施術方法 | 仕上がり | 料金 | |
---|---|---|---|
2D | 機械でパウダー状に色を入れる | くっきりとした印象になり退色しにくい | もっとも安い |
3D | 手彫りで1本1本色を入れ、毛並みを再現する | 本物の眉が生えているような立体的な仕上がり | 2Dより高い |
4D | 2Dと3Dのミックスで、グラデーションを入れられる | もっとも自眉に近い自然な仕上がり | もっとも高い |
仕上りを画像で比較すると以下のようになります。

2Dは機械で色素を入れていくためしっかりと色づき、パウダーで描いたような仕上がりになります。
3Dは1本1本手彫りした部分に色素を入れるため、本当の眉が生えているような印象に。
4Dは毛並みを手彫りした上でさらに2Dで色を付けるため、もっともナチュラルな仕上がりになると言えます。

どれがいいということではなく、「しっかりメイクが好みな人は2D」「すっぴんにも馴染む仕上がりを目指したい場合は3D」など、目的や理想に合わせて選ぶことが大切ですよ。
また、クリニックによっては4Dを進化させた「リビングブロウ」という技法や、クリニック独自の施術方法を採用している場合もあります。
症例写真などを参考に、自分に合った施術方法を選びましょう。
アートメイクの施術可能部位は?
アートメイクは眉やアイラインだけでなく、次のような部位に対応可能です。
- 眉毛
- アイライン
- リップ
- ヘアライン
- ニップル
- ほくろ
受ける人がもっとも多いのはすっぴんに差が出る眉毛ですが、唇の発色を良くしたりぽってりした印象を目指せたりする「リップ」も人気があります。
また、分け目や生え際を目立たなくさせたり、小顔に見せたりする効果もある「ヘアライン」や、乳頭の色味を変えられる「ニップル」のメニューがあるクリニックも。
チャームポイントや運勢アップのために「ほくろ」を入れることもできますよ。

どの部位も、アートメイクすることで自信が持てるようになるというメリットがありますね。
アートメイクの費用相場は?
アートメイクの費用相場をまとめました。
部位 | 費用相場 |
---|---|
眉毛(2回の料金) | 7~15万円 |
アイライン | 3~6万円 |
リップ | 4~8万円 |
ヘアライン(生え際) | 5~10万円 |
ほくろ | 1~3万円 |
眉毛は一般的に2回の施術で定着させるため、2回分の相場を記載しています。
アートメイクの価格は選択する技法や施術者のランクなどによって大きく変わってくるため、クリニックの料金表でよく確認しましょう。
相場をチェックした上で予算内に収まるクリニックを探し、その上で症例写真や口コミを参考に自分に合ったクリニックを探してみてくださいね。
アートメイクのメリット4つ

アートメイクすることで得られるメリットは次の4つです。
詳しく見ていきましょう!
メイクにかかる時間が短くなる
アートメイクの最大のメリットは、メイクにかかる時間を短縮できること。
メイクと違い、アートメイクは1〜3年間肌に定着するため、毎日メイクする必要がなくなるのです。
例えば、眉やアイラインのアートメイクをした場合、毎朝鏡に向かってアイペンシルで眉を描いたりアイライナーを引いたりする時間が不要になります。
忙しい朝の時間に余裕ができ、ゆったりと過ごせるようになるでしょう。
もちろんアートメイクを土台に、上からその日の気分に合わせてメイクすることもできます。
自然な形や色味でアートメイクを入れておき、服装やTPOに合わせて眉を濃くしたり、アイラインを長く足したり…。

どんなメイクをする場合も、アートメイクで土台を作っておくと、メイクにかかる時間がグンと短くなりますね。
汗や涙で濡れても落ちない
アートメイクは表皮に色を入れるため、メイクのように汗や涙などで落ちることはありません。
プールや海水浴、スポーツなどもメイク崩れを気にせず思い切り楽しめるようになります。
また、リップアートメイクで色味を入れた場合、食事でリップが落ちる心配もありません。
食後にリップを塗り直す手間も省けますし、食事中ずっと可愛くいられるのは嬉しいですね♪
すっぴんに自信がつく
アートメイクをした部分は、すっぴんでもメイクをしたような状態をキープできます。
急な来客やお泊りにも慌てず対応できますよ。
「眉毛が薄くてすっぴんを見せられない」「唇の血色が悪くて不健康そうに見える」などと、すっぴんに自信が持てない人には特にアートメイクがおすすめです。
タトゥーより肌トラブルを起こすリスクが少ない
タトゥーが肌の真皮層に色を入れるのに対し、アートメイクは真皮層より浅い層「表皮」に色を入れます。

そのため、タトゥーに比べて肌トラブルを起こすリスクが少ないと言えます。
とはいえ、肌を針で傷つけたり、顔料を注入したりするため、リスクがゼロというわけではありません。
アートメイクを受ける際は必ず、経験・実績が豊富でアフターフォロー体制が整っている医療機関で受けるようにしてください。
アートメイクのデメリット4つ

メリットが多いアートメイクですが、デメリットはあるのでしょうか。
事前にチェックしておきましょう。
1つずつ見ていきます!
施術中に痛みを感じる場合がある
アートメイクは針を使用して色を入れる施術のため、チクッとした痛みを伴います。
しかし、医療機関では施術前に麻酔クリームを使用し、痛みを抑えるよう対処してくれるため、極度に心配する必要はありません。
それでも痛みが心配な場合は、カウンセリング時に相談しておきましょう。
麻酔を追加したり麻酔薬の種類を変更したりできる場合もありますよ。
1週間ほどのダウンタイムが必要
アートメイクの施術後は、傷が治って色が定着するまで1週間程度のダウンタイムが必要です。
特に術後1〜2日間はヒリヒリした痛みや赤みが出る場合があるため、メイクやクレンジングなどで刺激を与えず安静にしておきましょう。
ダウンタイム中は、患部を触らずこまめに保湿をするとアートメイクの持ちがよくなります。

クリニックで薬を渡された場合は、しっかり塗るようにしてくださいね。
簡単に消せないためデザインを慎重に決めなければならない
アートメイクは通常のメイクと違い「落ちない」点がメリットです。
しかし、万一デザインに失敗したり、イメージと違う仕上がりになったりした場合、「簡単に消せない」のがデメリットとなってしまう場合もあります。
アートメイクは一般的に1~3年程度で徐々に薄くなっていきますが、皮膚にインクを入れているため自分で消すことはできません。
どうしても消したい場合はレーザー治療で除去する必要があり、肌へのダメージが大きくなってしまいます。
一度入れたアートメイクは簡単に消せないことを覚えておき、デザインを決める際は施術者と相談・イメージ共有をしっかり行ってくださいね。
数年かけて徐々に薄くなる
アートメイクは皮膚の浅い部分に色を入れるため、肌のターンオーバーの影響を受けます。
肌はターンオーバーによって生まれ変わりを繰り返していますが、その際に表皮が少しずつ入れ替わるためアートメイクも徐々に薄くなっていくのです。
1度で長持ちさせたい人にとっては、徐々に薄くなってしまうのはデメリットだと感じますが、眉やアイライン、リップの色などは流行があるもの。

その都度、理想の形や色に変えることができると考える場合、メリットとも言えるかも知れませんね。
また、薄くなってしまった場合はメンテナンスを受けると綺麗な形を維持できます。
クリニックによってはメンテナンスが格安で受けられるプランが用意されている場合もありますよ。
眉毛やアイラインなど部位別アートメイクのデメリット

ここからは、部位ごとにアートメイクのデメリットを紹介します。
詳しく見ていきましょう。
眉毛アートメイク2つのデメリット
眉毛アートメイクは施術時の痛みや副作用が比較的軽いケースが多く、気軽に理想の眉毛を手に入れられるためアートメイクの中でも1番人気です。
メリットが多い眉毛アートメイクですが、次の点には注意が必要です。
- 流行に合わせたメイクがしにくい
- 色にムラが出る場合がある
眉毛のデザインは時代によって流行があります。
しかし、その時に流行っている形でアートメイクしてしまうと、途中で流行が変わってしまっても同じデザインで過ごすことになり、後悔する可能性も。
そのため、長く気に入るデザインを選ぶようにしましょう。

メイクで書き足せるような形でアートメイクしておくと、すっぴんでもしっかり眉毛が残り、メイク時には流行や気分に合わせた眉を作ることができますよ。
また、眉毛アートメイクは体質や施術方法によってはムラになりやすい特徴があります。
特に1本ずつ手描きする3Dは色が定着しにくくムラになりやすいため、複数回繰り返して受ける・4Dで受ける、などで対策しましょう。
アイラインアートメイク4つのデメリット
目の上下にアイラインを入れると、目元がはっきりして華やかな印象になります。
すっぴんでも目力が欲しい人や、汗やなみだでメイクが滲みやすい人におすすめの施術ですが、デメリットも確認しておきましょう。
- 副作用が出やすい
- 1週間は目元のメイクができない
- 2~3日間はコンタクトができない
- すっぴんでも不自然にならないデザインにする必要がある
皮膚の薄いまぶたへの施術なので、赤みや腫れなどの副作用が他の部位より強く出やすいと言えます。
また、施術部位を触ったり雑菌が入ったりするとトラブルの原因となるため、施術後1週間程度はマスカラやアイシャドウなど目元のメイクができない上、2〜3日間はコンタクトの使用も控える必要があります。
そのため、数日間はノーメイク・メガネで過ごす必要があることを考慮し、施術のタイミングを検討するようにしてください。
加えて、アイラインは目尻を跳ね上げたり、目尻を長めに描いたりするのが好きな人もいるでしょう。
しかし、メイクと同じように派手なデザインにしてしまうと、すっぴんのときに不自然になる可能性も。

まつ毛の間を埋めるように自然なラインでデザインすると、すっぴんのときでもさりげなく目元を強調できますよ。
リップアートメイクのデメリット2つ
リップアートメイクは唇の血色を良く見せられる、ぽってりとした印象の唇になれると人気があります。
しかし、以下のデメリットには注意しておきましょう。
- 色落ちしやすい
- 口唇ヘルペスが発症するケースがある
唇のターンオーバーの周期は肌に比べて早く、ターンオーバーで唇の表面が生まれ変わるとともに色素も排出されるため、他の部位より色持ちが悪いのです。
そのため、3回以上繰り返して施術を受ける・頻繁にメンテナンスに通う、などする必要があることを覚えておきましょう。
また、リップアートメイクは唇に針で傷を付ける施術のため、それをきっかけに口唇ヘルペスを発症する可能性があります。
一般的に、クリニックではヘルペス発症予防のため抗ウイルス剤を処方してくれます。
処方があった際は、きちんと飲んで対策しておきたいですね。
ヘアライン(生え際)アートメイクのデメリット2つ
ヘアラインアートメイクは髪の生え際にアートメイクを施すことで、おでこを狭く見せたり小顔に見せたりする効果が得られます。
また、生え際を理想の形に整えられるため、若々しい印象を与える・ヘアアレンジがしやすくなる、などのメリットも。
ヘアラインアートメイクのデメリットは次のとおりです。
- 気軽に髪色を変えられない
- 施術後すぐにカラーやパーマができない
ヘアラインアートメイクの際は、豊富な色の中から希望の色を選んで施術できます。
しかし、施術後に色を変えることはできないため、髪色を頻繁に変える人は注意が必要です。

ヘアラインアートメイクを受けてから薄くなるまでの1〜3年間は、アートメイクで使用した色に近い髪色で過ごすことになるんですね。
また、施術後は肌がダメージを受けている状態なので、カラーやパーマなどで刺激を与えると肌トラブルを招く原因となります。
美容院へ通うスケジュールを事前に決め、その上でアートメイクをする日を決めるといいですよ。
アートメイクの失敗・後悔例

アートメイクはデザインやカラーを事前に施術者と共有することで、失敗する可能性を最小限に抑えられます。
しかし、中には失敗して後悔したという例も。
詳しく見てみましょう!
仕上がりがイメージと違う
例えば、「理想の形と違う」「濃すぎる」など、イメージと違う仕上がりになってしまうことがあります。
失敗の大きな原因は、施術者にしっかり希望が伝わっていなかった場合と、施術者の技術不足の2つです。
イメージ通りに仕上げてもらう為には、カウンセリング時に希望のイメージをしっかり伝えることが大切です。

理想の形がある場合は写真やイメージ画像を見せるとわかりやすいですよ。
また、公式サイトや症例写真などを参考に、実績・スキルのある信頼できるクリニックを選ぶことで、失敗するリスクを減らせます。

万一仕上がりに納得できなかった場合、無料で修正できるクリニックも。後悔しないためにも、納得できるまで修正をお願いしましょう。
左右非対称になってしまう
特に眉毛は、左右対称でなければ満足な仕上がりとは言えません。
普段のメイクでも左右対称には気を使いますが、その労力を軽減するのがアートメイクのメリットの1つでもあるため、しっかり左右対称に仕上げてもらう必要があります。
そのためには、高い技術力のあるクリニック・施術者選びが欠かせません。
公式サイト以外にも、インスタなどで症例写真をアップしているクリニックも多くあります。
ぜひ、事前にチェックしておきましょう。
感染症などの健康被害を受ける
アートメイクで健康被害を受けた例が国民生活センター「アートメイクの危害」で発表されています。(参考:国民生活センター)
例えば、次のような健康被害を受けた事例があります。
- 施術部位が化膿した
- 角膜に傷がついた
- 痛みと腫れが続いている
このような事例の95%が、免許なしに施術を行う違法サロンで起きているもの。
アートメイクは医療行為に当たるため、医師免許を持つ者、あるいは医師から指示を受けた看護師しか施術できません。
「安いから」「友だちが受けているから」とアートメイクを違法サロンで受けるのは危険です。
必ず信頼できる医療機関で受けるようにしてください。
アートメイクの10年後はどうなる?

アートメイクは皮膚の表面に近い部分「表皮」に色を入れるため、肌のターンオーバーの影響を受け徐々に色が落ちていきます。
そのため、一般的にアートメイクの寿命は眉やアイラインで1~3年程度、唇で1〜2年程度です。
施術を受けてから10年後はまったく色がなくなっている状態となります。
万一色が残っている場合、表皮より深い部分に色を入れるタトゥーに近いようなものと考えられます。
アートメイクを綺麗な状態で持続させるためには、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。

薄くなってきたと感じるタイミングでリタッチを行うことで、アートメイクを長持ちさせることができますよ。
とはいえ、眉やアイラインの形にはトレンドがありますし、年齢とともに顔も変化するため似合うメイクが変わってきます。

その都度、自分に1番似合う形に変えられるので安心ですよ。
アートメイクの注意点・知っておきたいこと

アートメイクを受けるにあたり、事前に知っておきたいことをまとめました。
1つずつチェックしてみてくださいね。
MRI検査を受けられない顔料がある
強力な磁気と電波を使って脳や臓器などを画像化する検査。
MRIの電磁波は金属に反応するため、心臓のペースメーカーや生体内金属などがNGとされている。
金属を付けたままMRI検査をしてしまうと、熱がこもったり画像の乱れを生じたりする可能性があるのです。
アートメイクについても使用する顔料に酸化鉄が多く含まれている場合、MRI検査が受けられない場合があります。
とはいえ、現在国内で使用されているアートメイク用顔料の金属含有量はごくわずかなので、問題なくMRI検査が受けられます。
特にアメリカFDAやヨーロッパCEなどの許可を受けた顔料については、鉄の含有量が少ないため安心です。
一方、FDAやCEの基準をクリアしていない安価な顔料は、鉄の含有量が多い可能性が高いため注意しましょう。
医療機関で受けるアートメイクでは酸化鉄含有量の少ない顔料を使用していますが、念のためカウンセリング時にMRI検査を受けられる顔料かどうかを確認しておくと安心です。
また、万一のトラブルを防ぐため、MRI検査を受ける際には必ずアートメイクをしていることを申告するようにしてくださいね。
定着させるには複数回施術する必要がある
アートメイクの色素を定着させるためには、2〜3回施術を受ける必要があります。
1回目の施術では、体がアートメイクの色素を異物と見なして排除しようとするため、色が定着しにくいという特徴があります。
2回目以降は体が慣れて色が付きやすくなるため、基本的にアートメイクは2回以上セットで施術を受けることを覚えておきましょう。
また、1回目の施術でデザインのベースを入れ、2回目以降に微調整することによって、より理想の形に近づけられるというメリットもあります。
美しい形・色で定着させるためには、必ず複数回施術を受けてくださいね。

2回目の施術は、1回目から1〜3ヵ月後を目安に受けましょう♪
施術後にしてはいけない行為がある
アートメイクの施術後は、次のような行為は控えるようにしましょう。
行為 | 期間の目安 |
---|---|
メイク | 施術後1週間はNG |
飲酒 | 施術当日はNG |
激しい運動・サウナ | 施術後2週間はNG |
温泉・プール | 施術後2週間はNG |
日焼け | 施術後2週間はNG |
施術後1週間程度はまだ色が完全に定着していないため、施術箇所にメイクをしてクレンジングや洗顔をすると、色が落ちてしまう可能性があります。
激しい運動やサウナで汗をかき、患部が濡れることも色落ちの原因となるため注意が必要です。

シャワーは当日からOKですが、施術箇所に水がかからないようにしてくださいね。
また、施術当日の飲酒は、血行が良くなって痛みや赤みが増す場合があるため控えましょう。
温泉やプールに関しても、患部に菌が入り感染症を起こす可能性があるため危険です。

紫外線は色褪せの原因となる上、施術後のデリケートな肌には刺激が強いため、日傘や帽子で紫外線対策をしてください。
アートメイクを後悔しないためのクリニックの選び方

アートメイクに失敗・後悔しないため、クリニックを慎重に選びたいですよね。
ここからは、アートメイククリニックの選び方を紹介します。
クリニックの口コミや症例写真を参考にする
クリニック選びの際にはじめにチェックしたいのは、クリニックの口コミや症例写真です。
公式サイト以外にもInstagramやTwitterなどのSNSでは、実際に施術を受けた人のコメントや写真を見ることができます。
症例写真をチェックすることで仕上がりイメージが湧きやすいですし、コメントにはクリニックや施術者の良いところ・気になるところがリアルに書かれているため参考になるでしょう。

中には失敗したという辛口コメントがあることも。
その場合は、失敗後にどのようにフォローしてくれたのか、最終的には理想の形に仕上げられたのか、などもチェックしてみるとクリニックの信頼度が判断しやすいですね。
アフターケアが充実しているクリニックを選ぶ
アートメイクの施術後は、色が定着しなかったり肌トラブルを起こしたりする可能性もあります。
そのため、万一に備えてアフターフォローが充実しているクリニックを選んでください。
トラブルが起きた際にいつでも相談できる窓口が用意されていると安心です。
他にも、「腫れが引かない」「痛みが続く」などの場合に、無料で診察してくれるクリニックを選びましょう。

アフターフォローも兼ねて、はじめから2回コースになっているクリニックもあります。
2回目の施術でデザインの微調整ができるため、より理想の仕上がりに近づけますよ。
実力や実績が多い施術者を選ぶ
アートメイクの仕上がりは、施術者のデザイン力や技術力によって大きく左右されるもの。
クリニック選びの際は、実力や実績が多い施術者が在籍しているかどうかをチェックしましょう。
クリニックによっては公式サイトで施術者のプロフィールを掲載している場合があります。
症例写真や経歴、受賞歴などをチェックして、実力のある施術者を選ぶとよいでしょう。
また、施術者のランク付けがある場合は、上のランクの施術者ほど試験に合格したり高い技術が認められていたりするということです。

とはいえ、上のランクの施術者に施術してもらうためには指名料がかかることもあります。
ランクや実績だけにとらわれず、症例写真で自分好みに仕上げてくれそうな施術者を選ぶのがおすすめです。
アートメイクおすすめクリニック3選

ここからは、アートメイクがおすすめのクリニック3院を紹介します。
料金や症例・口コミなども紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
湘南美容外科

対応できるアートメイク | ・眉毛 ・アイライン ・リップ ・頭皮 ・生え際 ・ほくろ ・傷跡 |
料金 | 眉:34,650円~ アイライン:30,800円~ リップ:34,650円~ 生え際:42,350円~ 頭皮(~100㎠):59,675円~ ほくろ:4,000円~ 傷跡(2×2範囲):17,600円~ 眉毛植毛(1グラフト):1,485円 ※すべて1回の価格 |
無料カウンセリング | 〇 |
麻酔 | 3,300円 |
アフターフォロー | – |
全国院数 | 日本・海外138院 (内アートメイク可能店舗:14院) |
- 2D、3D、4Dが同価格
- 眉の植毛もできる
- モニター制度でお得に試せる
湘南美容外科のアートメイクは施術可能部位の種類が豊富で、眉やアイラインはもちろんのこと、ヒップやバストの肉割れや妊娠線などに適した「傷跡アートメイク」も行っています。
カウンセリングでは一人ひとりの希望や仕上がりイメージを聞き取りした上で、知識豊富なスタッフが顔の輪郭や骨格をチェックして細かくデザインを行います。
2Dや3D、4Dまで幅広い技法が同価格で受けられるのも嬉しいポイント。
また、AGA専門クリニックだからこそできる「眉毛植毛」の施術も可能です。
頭皮から元気な毛を採取して眉毛に植毛するため、根本から眉を濃くしたい人や、半永久的に理想の眉を保ちたい人に最適です。
随時募集しているモニターでは、眉なら最大11,880円引き、アイラインなら最大10,560円引きととってもお得に受けられます。
公式サイトでは症例写真がたくさん紹介されているため、一度覗いてみてくださいね。
湘南美容外科の口コミ
眉のアートメイクなんですが、私は美容にうといので、だいたいのイメージだけをお伝えしました。 すると上手にデザインして下さるんですね。下書きの状態で、すでに大満足だったんですが、完成してびっくりです。どれがアートメイクかわからないんです。あれから1週間経ちましたが、触らないと自分でもどれがアートメイクか未だにわかりません。 帰りに次の予約をしたので、2回目もめちゃくちゃ楽しみです。 ちなみに私は全く痛みを感じず、居眠りをしていました。
引用:Googleマップ
眉のアートメイクで来院しました。 受付の方や看護師さんも話しやすくて、安心して施術を受けれました。 眉の形も丁寧に相談に応じてくださり、又お値段も良心的なので通いやすいてす。仕上がりもとても満足でした。
引用:Googleマップ
眉のデザインは施術前と仕上げ前のタイミングで納得いくまで相談・確認・付け足ししてもらえるし、お値段以上じゃん本当にこんなにいいの?!って感じ 予め理想の眉の形や色を決めておくといいかも。 モニター価格とか割引チケットとかガンガン出てて他でやるよりぜんぜん安いから何年後になるかわからんけどリタッチしてもらうならここかな〜〜
引用:Googleマップ
湘南美容外科の症例写真
詳細:眉アートメイク(毛並み+パウダー)
料金:眉34,650円、パッチテスト3,300円、ほくろ4,000円
リスク・副作用:赤み、痒み、腫れ、感染、疼痛、つっぱり感、内出血、毛嚢炎、アレルギー症状等
メディカルブロー

対応できるアートメイク | ・眉毛 ・アイライン ・リップ ・ヘアライン ・ほくろ |
料金 | 眉:80,000円~ アイライン:60,000円~ リップ:100,000円~ ※すべて2回セットの価格 |
無料カウンセリング | 〇 |
麻酔 | 麻酔クリーム使用 (価格は要確認) |
アフターフォロー | 施術後に相談できるカスタマーサポートセンターあり |
全国院数 | 18院 |
- 年間6万件越えの症例で安心
- 6Dストロークで美しい毛並みを再現
- ペア割や学割など割引制度が豊富
年間6万件を超える症例数を誇るメディカルブローは、専門カウンセラーによる丁寧なカウンセリングはもちろん、デザインへのこだわりや徹底した衛生管理から安心して受けられるクリニックだと言えます。
色やデザインを美しく定着させるため、どの部位もすべて2回コースになっています。
さらに、3回目以降の追加施術は格安で受けられるため、お得に理想の状態をキープできるでしょう。
施術後に万一トラブルがあった場合は、カスタマーサポートセンターに相談できるという安心感も嬉しいですね。
また、従来の3Dや4Dよりもさらに細いニードルを使用して、繊細で美しい毛並みを表現する「6Dストローク」も取り入れています。
「とにかく仕上がりにこだわりを持ちたい!」という人は、ぜひチェックしてみてください。
以下のような割引制度も豊富なので、当てはまる場合はお得に受けちゃいましょう!
モニター割、学割、ペア割、グループ割、シニア割、ミドル割、バースデー割、複数部位割
※併用で最大50%OFF
メディカルブローの口コミ
今回初めての施術でカウンセリングから丁寧にご説明いただきました。 おおよそ3時間ほどで、事前に理想の眉毛の画像などを準備していたこともありスムーズにデザインが決まりました。 痛みもほとんどなく眠っている間に終わっていました。 骨格に応じた眉毛と理想の眉毛を上手く表現していただいたので満足しています。
引用:Googleマップ
麻酔のおかげもあり痛みはなく寝てしまったくらいでした。 出来上がりに感動してこれから外出が気軽に出来るのがとても嬉しいです! 事前説明やアフター対応の説明もしっかりしていただきとても安心感がありました。
引用:Googleマップ
今回はずっとしたかった眉アートをこちらで施術して頂きました。院内がとても綺麗で清潔で居心地がよくカウンセリングも丁寧にして頂けました。 デザインなど細かく調整して頂いて感謝しかないです。元々癖のある眉毛だったのですがしっかりとした平行眉になったので満足です!
引用:Googleマップ
メディカルブローの症例写真
詳細:眉2回コース(ランク:マスター)
料金:130,000円
リスク・副作用:熱感、発赤、脹れ、疼痛等
共立美容外科

対応できるアートメイク | 眉毛 |
料金 | 1回66,000円~ (※初回は33,000円~) |
無料カウンセリング | 〇 |
麻酔 | 麻酔クリーム使用 (価格は要確認) |
アフターフォロー | 副作用が起きた際も迅速かつ丁寧に対応可能 |
全国院数 | 26院 |
- 3種類の技法から選べる
- 初回33,000円(税込)~でコスパ◎
- 黄金比を意識したデザインが可能
共立美容外科では流れ作業のようなものではなく、一人ひとりの患者としっかりコミュニケーションをとることを信念としているため、じっくり相談したい人や、プロに相談してからイメージを固めたいという人に向いています。
アートメイクについては、2D、3D、4Dの3種類から予算や仕上がりイメージをもとに好きな技法を選べます。
眉毛には輪郭や骨格、顔全体のバランスなどによって最適な「黄金比」がありますが、共立美容外科ではカウンセリング時に黄金比を意識したデザインを行ってくれます。
自分で行うメイクとは一味違う、理想の眉を手に入れられるでしょう。
また、アートメイクを33,000円(税込)~という低価格で受けられる初回限定価格が用意されています。
通常価格の半額で受けられるため、アートメイクとはどのようなものか試してみたい人にもおすすめですよ。
共立美容外科の口コミ
カウンセリングのみでしたが、受付さん、先生だけでなく、すれ違った看護師さんまでも挨拶してくれてとても気持ち良いクリニックでした!
引用:Googleマップ
受付の方や、ナースの方の対応がとても丁寧で安心して施術を受けられました。
引用:Googleマップ
受付からカウンセリング、見積もりまでとてもスムーズで、安心して受けることができました。 他の施術を検討する際も、こちらでお願いしたいです。
引用:Googleマップ
アートメイクに関するよくある疑問・質問

アートメイクに関するよくある疑問を紹介します。
アートメイがクできない人はどんな人?
次に当てはまる人はアートメイクができない、またはできない可能性があります。
- 妊娠中・授乳中
- 皮膚疾患や重度のアトピー
- 金属アレルギー
- 内服治療中
- 18歳以下の未成年
妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化で肌がデリケートになりやすく、施術後の痛みや赤みが増す可能性がある上、麻酔の使用ができないため、医師の判断で断られる場合がほとんどです。
また、アートメイクは肌に傷を付けて色素を入れる施術なので、アトピーやケロイド体質など皮膚疾患がある場合は受けられません。
加えて、血液疾患や内科疾患で治療薬を服用している場合、薬の種類によっては施術できない場合があります。
例えば、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、施術中の出血が止まりにくくなる可能性があるため断られるケースもあるでしょう。
さらに、アートメイクは簡単に消せないため、18歳以下の未成年には施術できない場合や親権者の同意を求められることがあります。

18歳以下の方は、事前にクリニックに確認しておきましょう。
アートメイクには副作用やリスクはある?
アートメイクの副作用・リスクは先述したとおり、以下のようなケースがあります。
- 施術部位が化膿した
- 角膜に傷がついた
- 痛みと腫れが続いている
国民生活センターには、施術部位が化膿して跡が残ったり、痛みや腫れが長引いたりしたというトラブルが報告されています。
中には、アイラインの施術で角膜に傷がついたという人も。
このようなトラブルのほとんどは、医師または看護師免許を持っていない人が施術を行う違法行為で起こっています。

アートメイクを受ける際は、必ず信頼できる医療機関で受けるようにしたいですね。
まとめ

今回の記事のポイントは以下のとおりです。
- デメリットはダウンタイムや簡単に消せないこと
- デメリットよりメリットの方が多い
- 失敗のほとんどは違法サロンで起きている
- 信頼できる医療機関で受ければ後悔しない
- 持ちは1~3年程度なので10年後には消える
アートメイクにはデメリットもありますが、すっぴんに自信が持てる、メイクの時間短縮になるなど、デメリットを上回るメリットがたくさんあります。
また、違法サロンではなく、信頼できる医療機関で受ければ失敗するリスクを大幅に軽減できるため、安心して挑戦してみてください。
今回の記事でアートメイクのデメリット・メリットを理解した上で、より魅力的な自分を手に入れましょう!